プライバシーマークを取得しました
このたび財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)より平成23年3月10日付けで、プライバシーマーク付与認定事業者として、認定を受けました。
認定事業者名:株式会社木万屋商会
認定番号:24000336(01)
認定日:平成23年3月10日
また、「マーク取得に至る過程の仕組み作りと運用体制作りこそが重要」との社長の方針から、コンサルタント無しでの取得を目指しました。 そのねらい通り、プロジェクト事務局として大変苦労し、成長した営業部の奥脇から報告文の提出がありましたので、関係者および社長の許可を得て、ここに全文を掲載させていただきます。
プライバシーマーク取得奮闘記
~泣いて笑って怒って落ち込んで~
株式会社木万屋商会
営業部 奥脇正文
未だに取得してない印刷会社は珍しいプライバシーマーク。
当社が認証取得プロジェクトを立ち上げたのは2009年の12月26日。
年も押し迫ったころ部長に呼ばれ、1年間での取得を目標とするプロジェクトのメンバーに抜擢された。常日頃の品質管理の事務局任務が評価されたのかなと、嬉しく思いました。
但し「コンサルは付けずに自力で取得をするから」との言葉にこれは大変だな!と嫌な予感はしました。
私が主に担当したのは社員教育と文書作成でした。社員への教育とルールの実施は書類上から見れば簡単に思われますが、習慣が付かないと見落としがちになります。
細かいルールを設定しても、社員一人ひとりがその事について理解をしていなければ運用もできず、意識も変わりません。
改めて本社・工場で勉強会と理解度確認テストを実施することで、プロジェクトメンバーのみの課題ではなく、会社全体がプロジェクトメンバーと同じ意識を共有しなければ駄目だと、
日が経つにつれて一丸となって行くのを目の当たりにした時の喜びの共感は忘れることができません。
●援軍がいない
「どのようなルール作成をしないといけないのか?扉等のセキュリティはどうするのか?部外者の立ち入りはどうするのか?」分からない事だらけの中でスタートし難航を重ねましたが、
無知は無知なりに各人がミーティングの前に勉強してから集まるようになり、ミーティングの回数を重ねる事で、意識も高まり、何とか書類の作成まで漕ぎ着けることができたのですが、
出来ましたと報告した初校からがさあ大変です。
正直、何度も投げ出したいと思った。
●玉砕覚悟の申請
どうせ指摘事項があるのは織り込み済み。審査請求しました。 実態が伴わない内容をことごとく指摘され、恥ずかしいのを通り超え、審査員に教えを乞う現地審査でした。 応対した専務、常務は覚悟していた様で、粛々と応対していましたが、穴があったら入りたかったのが私でした。
●援軍は社外にいた
プライバシーマーク取得済みの他社様から個人情報保護責任者を務めておられる方に来社いただき、直接指導していただき、多数の指摘事項をクリアすることができました。
周囲の皆様からのご支援があってこその取得と心から大変感謝いたしております。
年明けに全ての見直しが終了し、晴れて3月10日付けでプライバシーマークを取得しました。
コンサルタントなしで、私がプライバシーマークを取得した。その達成感を味わいながら、私が学んだ一番大事な3つのキーワードを書いて終わりとさせて頂きます。 個人情報は、「持ち出さない」「保管しない」「返却する(廃棄する)」
ご拝読ありがとうございました。